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2026.06.13

48 部門目標を作っただけで終わらせない|30名〜50名規模の企業がアクションプランで実行力を高める方法 

48 部門目標を作っただけで終わらせない|30名〜50名規模の企業がアクションプランで実行力を高める方法 

「部門目標は決めた」 「でも、数か月後に振り返ると何が進んだのか分からない」 

そんな状態になっていないでしょうか? 

目標を実現するためには、 
目標を決めるだけではなく、 
アクションプランまで落とし込むことが大切です。 

部門目標は、 
アクションプランに落とし込んで 
はじめて動き出します。 

部門目標だけでは、現場は動きにくい 
「何を目指すか」は分かっても、 
「誰が、いつ、何をするか」が見えなければ、 
日々の業務に埋もれてしまいます 

数字だけ先に決めると、目的がずれる 
KGI・KFS・KPIは大切ですが、 
いきなり数字から入ると、 
本来目指したい状態が見えにくくなることがあります 

アクションプランは、実行のための設計図である 
面倒に見えても、 
「定性ゴール・定量ゴール・担当・進め方」を整理することで、 
目標が現実の行動に変わります 

<事例>50名の会計事務所で、部門目標が動かなかったケース  

背景として、50名規模の会計事務所で 
「顧問先別の時間当たり生産性を高める」という 
部門目標を設定しました。 

問題は、目標を決めたものの、 
半年後に「結局、何がどこまで進んだのか」が 
分からなくなったことです。 

会議では、 
「工数を見える化しよう」「非効率な顧問先を確認しよう」 
という話は出ていました。 

しかし、 
アクションプランシートを作っていなかったため、 
定性ゴールも、KGI・KFS・KPIも整理されていませんでした。 

原因は、 
目標を決めた段階で安心してしまい、 
実行計画まで落とし込めていなかったことです。 

また、 
誰がプロジェクトリーダーなのか、 
その責任者を誰が管理するのかも曖昧でした。 

その結果、 
各担当者がそれぞれの判断で少しずつ動き、 
全体としての進捗が見えなくなりました。 

そこで、改めてアクションプランシートを作成しました。 
 
定性ゴールは 
「顧問先ごとの忙しさと利益感が見えるようになり、 
改善すべき顧問先を説明できる状態」としました。 

定量ゴールとして、 

①KGIに「顧問先別時間当たり生産性の把握率」 
②KFSに「工数入力の定着」「低生産性顧問先の抽出」「改善方針の決定」 
③KPIに「月次入力率」「分析対象件数」「改善面談件数」 

を置きました。 

さらに、 
実務を進めるプロジェクトリーダーと、 
進捗を確認するプロジェクトマネージャーを分けて決めました。 

結果として、 
会議で確認する内容が明確になり、単なる掛け声ではなく、 
毎月の進捗として確認できるようになりました。 

最終的には、「改善対象の顧問先が明確」になり、 
業務改善、料金見直し、担当変更の判断につながりました。 

  1. アクションプランがないと、目標は「言っただけ」で終わりやすい 

ゴールに到達したか判断できない 
アクションプランがないと 
何をもって達成とするのかが曖昧になり 
振り返りが感覚的になります 

現場の行動が変わらない 
部門目標があっても、 
日々の業務の中で何を優先するのかが見えなければ、 
行動は変わりません 

担当者が曖昧だと、誰も動けない 
「みんなでやる」は一見よく見えますが、 
実務では責任の所在がぼやけ、 
結果として止まりやすくなります 

  1. アクションプランシートとは? 

定性ゴール 

・目的 
アクションプランを通じて 
「最終的にどのような状態・価値を実現したいのか」を示す理想のイメージ 

数値では捉えきれない“意味のある変化”や“目指す姿”を明確にすることで、 
組織全体が同じ方向を向いて行動するための指針 

この定性ゴールを起点に、 
具体的な達成状況を把握・評価するための指標として定量ゴールを設計する 

・ポイント 
どのような状態になっていることが理想か? 
例:お客様から“業務が楽になった”という声を多数いただける状態 

行動の結果として何が見えるようになっているか? 
例:社内で同じ手順が共有され、業務が属人化せずに回っている状態 

メンバーがイメージしやすい言葉で記載 
抽象的すぎず、感覚的に理解できる言葉で記述 

定量ゴール 

・目的 
定性ゴール(目指す状態)を実現するために 
「何を、どの程度、いつまでに達成するのか」を 
明確に示す数値的な目標 

3つの異なる視点の指標(KGI・KFS・KPI)を組み合わせることで、 
成果・要因・行動のつながりを可視化し、 
実行と改善のサイクルを回しやすくする 

『目標成果→成功要因→プロセス』 

・目標成果指標【KGI(Key Goal Indicator)】 
①「最終的に達成したいゴール」 
②最終的な成果を測定するための成果指標と目標値 

・成功要因指標【KFS(Key Factor for Success)】 
①「ゴールを達成するための重要な活動や条件」 
②目標成果指標を達成するに当たり決定的な影響を与えるアクションや施策 

・プロセス指標【KPI(Key Performance Indicator)】 
①「重要な活動や条件の進み具合を確認するために継続的に測定・管理する行動や数値目標」 
②成功要因指標に対するプロセスの進捗状況を示すための管理指標 

  

アクションプランシート作成のポイント 

定性ゴールを先に置く 

最初に決めるべきは「どのような状態を作りたいか」 
数字の前に、 
「現場や顧客がどう変わっている状態を目指すのか」を 
言葉にすることが重要です 

②KGI・KFS・KPIは、定性ゴールを実現するために置く 
「KGIは最終成果・KFSは成功要因」 
KPIは行動や進捗を見る指標として整理すると 
数字に意味が出ます 

数字だけの目標は、数字遊びになりやすい 
定性ゴールがないまま数値目標を置くと、 
達成しても本当に良くなったのか分からない状態になります 

実行されるアクションプランは、責任者と進め方を明確にする 

プロジェクトリーダーを決める 
アクションを前に進める責任者を決めることで、 
誰が中心になって動くのかが明確になります 

プロジェクトマネージャーを決める 
責任者に任せっぱなしにせず、 
進捗確認や判断支援を行う管理者を置くことで、 
途中で止まりにくくなります 

メンバー選定は、前向きに動ける人を入れる 
プロジェクト形式で進める場合は、役職だけでなく、 
積極的に動いてくれるメンバーを選ぶことが大切です 

まとめ 

いかがでしたでしょうか? 

アクションプランは、 
目標を実現するための「実行の言語化」です。 

部門目標を決めただけでは不十分で、 
定性ゴール、定量ゴール、担当、進め方まで 
落とし込む必要があります。 

KGI・KFS・KPIは大切ですが、 
まずは「どのような状態を作りたいのか」を 
明確にすることが出発点です。 

プロジェクトリーダーと 
プロジェクトマネージャーを決めることで、 
誰が進め、誰が支えるのかが明確になります。 

アクションプランシートを作ることは、 
少し手間がかかりますが、 

その手間を省いてしまうと、 
目標は「決めたけれど、動かなかったもの」になりやすいです。 

経営者や管理職が見るべきなのは、 
立派な目標があるかどうかだけではありません。 

その目標が、 
実行できる形まで落とし込まれているかどうかです。 

次回は、 
作ったアクションプランを形だけで終わらせないために、 
進捗管理の考え方について整理していきます。 

最後までご覧いただきありがとうございました! 

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