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35 評価シート設計でよくある失敗事例
今回のコラムでは、
「評価シート設計でよくある失敗事例」を
取り扱っていきたいと思います。
良かれと思って完璧に作ったとしても
結局は「運用」できるかが全てです。
失敗しないように注意しましょう。
※運用とは、
「社員の成長につながったかどうか」です。
■よくある失敗事例「7選」
①項目が多すぎて使われない
チェック欄が膨大になり、
評価者が“埋めるだけ”になってしまいます。
なので、フィードバックができる量が好ましいです。
②抽象的すぎて評価が分かれる
「主体性」「積極性」など
基準が定義されておらず、
人よって定義が別れてしまいます。
また、よくある事例が
等級要件書が整備されていないケースです。
「求める要件&定義」なので、要注意です。
③成長支援に繋がらない
できた/できないの判定だけで、
次に何を伸ばせばよいかが見えてきません。
上記②と同様で等級要件書の整備が必要です。
④等級や役割とリンクしていない
新人と管理職が同じ基準で評価され、
納得感を欠いてしまいます。
また、
何が求められているのかが
不明確になります。
⑤理念やビジョンとつながっていない
会社が大切にする価値観が反映されず、
単なるチェックリスト化してしまいます。
※行動指針やクレド評価を導入する必要があります。
⑥評価と処遇の関係が不透明
どう処遇に影響するのか不明瞭で、
現場の納得感が得られません。
結局この人事評価制度は
「何を目的にしているのか」が
分からなくなります。
⑦現場への説明不足でキャリアパスが浸透しない
「社長の自己満足」というレッテルを貼られ、
制度不信につながってしまいます。
丁寧に何度も説明をして仮運用を行い、
本運用に望む必要があります。
■なぜこうした失敗が起きるのか
①完璧を目指して項目を詰め込みすぎる
②評価と成長支援の両輪を意識しておらず、
評価のための評価をしてしまっている
③現場を巻き込んだ設計・改善が不足している
④等級要件書をそもそも作っていない
■設計時の工夫ポイント
①最低限必要なシンプル設計にする
最初は最低限の項目に絞り、
改善を前提にしましょう。
ただし、カットしすぎても
不信につながる恐れがあるので
注意が必要です。
②等級・役割ごとに整理する
同じ評価軸でも
“求めるレベル感”をずらして設計しましょう。
③理念やビジョンを反映する
「何を大事にする会社か」をシートに落とし込み、
価値観の浸透ツールにしましょう。
④改善サイクルを組み込む
毎年の運用後にフィードバックを取り入れ、
次年度に必ず修正しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
兎にも角にも「運用ファースト」です。
ツギハギシステムはNGですが、
まずは最低限で設計をして
運用ができる体制を構築すべきです。
最後までご覧いただきありがとうございました!