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33 評価ランクは何段階にする?
多くの中小企業が処遇(賞与・昇給・昇格)まで
反映出来ていないケースがあるというのを
お聞きします。
そのため、今回は
どういったランク設計を行うのか?
の考え方を伝えていきます。
評価結果を処遇に反映するケースが多いと思いますが、
何段階ですればいいでしょうか?
というご相談をよくもらいます。
結論として、
5・7・9段階のいずれかというケースが多いです。
当社では、
処遇への影響もさせやすいということから
7段階で設計するケースが多いです。
■評価ランクのイメージ
※7段階の設計のイメージ

①S・A・B+・B・B-・C・D
②S・A1・A2・B1・B2・C・D
といった7段階で設計します。
■よくある質問①
「評価ランクを最終的にどう出すのか?
相対評価でやるのか?絶対評価でやるのか?」
結論として、
絶対評価を軸として実施しています。
評価において、中小企業の場合、
完全業績連動では作っていないケースが多いです。
また、大前提として人件費の予算があるのか?ないのか?
の話になってきます。
というのも、枠を決めざるを得ないため
絶対評価を軸として評価をしているケースが
ほとんどのはずです。
中小企業の場合、相対評価で実施すると
先に割合を決めて当てはめる作業をしていくため、
本人の成長につながる
適正な評価が出せなくなってしまいます。
結果として適切な評価ができずに
フィードバックにも繋がらなくなってしまいます。
■よくある質問②
「S評価・D評価はよく出るのか?」
結論として、評価を実際に回していくと
2:6:2の原則になってしまうケースが
ほとんどです。
組織である以上、成果を出す社員、
成果を出せない社員、能動的に動く社員、受動的に動く社員など
全員が全員そうなってくれるのが理想ですが、
そうはならないケースがほとんどです。
また、
できる限り相対評価を入れないようにしても
「比較」が生じるケースが多いため、
結果として全員が高い評価・全員が低い評価にはならないです。
ただし、全員が成果を出し、
組織の業績も良い場合には
当然評価自体は全体が高くなる傾向になるケースはあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
評価ランクは処遇に反映させていくので
まずは7段階などで設計していきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!