27 ただ面談しただけで終わっていませんか?フィードバック面談結果の共有会議を実施する

Focus and Createは 「次世代につなぐいい会社を創りつづける」
のVision実現のために、中小企業の経営者・役職者に向けた実践的なコラムをUPしていきます。
みなさんの会社では、
部署単位で部下の情報を上司同士で共有できていますか?
FB面談後あるあるとして、
面談後に上司同士で共有をしていない場合がほとんどです。
結果として、
①上司ごとに言っていることがバラバラ
面談内容や伝え方に一貫性がなく、
社員の混乱を招いたり、
誰を信じればいいのか分からない状態になってしまう。
②面談内容が人事や他の評価者に共有されていない
チーム内や会社全体で評価の軸が揃わず、
全体としての組織育成の視点が抜け落ちてしまう。
③結局“面談で何を言われたか”を本人が覚えていない
面談中は納得したように見えるが、
メモも取っておらず数日後には内容が曖昧に。
などの事態が起こります。
上記3点を避けるためにも、
個人面談シートに残したり社内の公式イベントとして
フィードバック面談結果の共有会議の機会が必要です。
会社として人材育成を実施し、
社員に投資をするイメージで応援をしていきましょう。
■フィードバック面談結果の共有会議とは?
▢フィードバック面談結果の共有会議とは

▢フィードバック面談結果の共有会議の目的

・外発的動機づけ・内発的動機づけを理解する
直接的に関係はないですが、
基本的に「人は変わらない」ことを念頭に置きましょう。
スキル・プロセス面は成長することで変わりますが、
マインドスタンスはそこまで変化しない場合がほとんどです。
そのため、変わることに期待はしすぎず、
ただ上司側としては、成長を想い伝え続けることが重要です。
■フィードバック面談結果の共有会議の流れ
▢議題参照
※一人当たり15分での共有を行う
ここでのポイントは、
組織としての課題は別で扱うことです。
上司側の印象も大事ではありますが、
部下側からの発言を主に扱いましょう。
上司側の解釈を入れすぎるのは要注意です。
ここで忘れてはいけないのが、
フィードバック面談結果の共有会議の議事録を
残すことです。
■フィードバック面談結果の共有会議のポイント
正直な話、ここまで役職者が集まって実施する意味ですが、
役職者同士で常に共有ができていれば
生産性を落とすだけなのでやる必要性がないです。
ただ、これまで従業員数100名未満の会社では
ほとんどの会社ができていなかったため、
まず2〜3年程度は浸透のために
取り組んでいただくことをおすすめします。
正直なところ、
この共有会議は部下側というよりも、
上司側のためにやっているケースが多いです。
①部門間での人材理解を深める場になる
「この人ってそんなことできているんだ」
「あの部署ではそんな取り組みをしていたんだ」と、
他部門の社員の強みや成長を知ることができる貴重な時間です。
②優秀な人・頑張っている人を、みんなでしっかり見つける
スポットが当たりづらい人や、
静かに成果を出している人に注目が集まる場でもあります。
組織全体として「見逃さない目」を育てるきっかけになります。
また、面談終了後に思っても見なかった発信が部下からあります。
そのことも重要な要素として
タイムリーにアクションを起こすという観点では重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
フィードバック面談後のトラブルを避けるためにも、
個人面談シートの活用や上司同士の共有、
部下からの発言をしっかり受け取り、
すれ違いを起こさないようにしていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!