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25 すべての上司の責任にしていませんか?評価者会議で会社としての評価・フィードバックの内容を決定する【フィードバック&コーチング編】

Focus and Createは 「次世代につなぐいい会社を創りつづける」
のVision実現のために、中小企業の経営者・役職者に向けた実践的なコラムをUPしていきます。
前回のコラムでは、
評価者会議で評価を決定する方法についてを
扱いました。
今回は、
フィードバック&コーチングの部分について
お伝えしていきます。
■評価の目的「フィードバック」をすること
評価者会議をしていると、
いつの間にか評価を決めることばかりに
意識を取られるケースが多々あります。
その結果、時間の配分が偏ってしまい、
フィードバックする時間がなくなる傾向に
陥りがちです。
改めて評価者会議では、本人の成長のためにも
フィードバックを意識していきましょう。
(No.22のコラムはこちらから )
▢フィードバックの目的の再確認
①当社にとっての長所と欠点を明確にする
②明確にした上で、率直に本人に伝える
③率直さは必要不可欠だが、どのように伝えるべきかを検討する
④オブラートに包みすぎると何を言いたいのか伝わらないため、
率直さは必要である
⑤具体的に何をしていくのか?伸ばす方向・改善の方向について
「期日」を決められるものは決めてコミットする
評価者会議では、
評価を決定していく上で、
本人へのフィードバック内容を検討します。
■フィードバックは、長所伸展の考え方で行う
今回は、
長所伸展と基本スタンスの観点が重要になってきます。
まずは以下の資料をご参照ください。


大前提として、欠点がある場合には、
そこがウィークポイントになってしまいます。
本人の努力不足などが大きな要因となっている場合が多いので、
明確に問題を伝え、改善のデッドラインを設けましょう。
その後、一向に改善されなければ厳正に対応することが重要です。
長所の見極め方法は、
周囲や組織にどんなプラスの波及効果をもたらしているかを
基準に判断します。
以下、欠点の例をご参照ください。
①マインドスタンス面
□挨拶をしない
– 社内・社外問わず、出会い頭に挨拶ができない。
⇒ 単なる「元気がない」では済まず、信頼関係構築・チーム連携に
直結する基礎的な社会人マナーを欠いている状態。
□遅刻をする
– 始業時間に遅れる、または集合時間に遅れることが繰り返される。
⇒ 「時間にルーズ」だけで片付けられず、
職業倫理・責任感に対する重大な欠如とみなされる。
□注意・指導を受けても態度を改めない
(反省の様子がない、受け流す、言い訳する)
– 組織文化・チームの士気に深刻な悪影響を与える。
□指示待ちが常態化している
(自ら考えたり提案する意識が一切ない)
– 期待役割を果たせないため、育成対象として早期対応が必須。
②スキル面
□G-3にいるにもかかわらず、G-2基準すら満たしていない
– 本来「指示に基づき、自己完結して業務を進める」ことが
求められるG-3だが、実際は「逐一指示を仰がないと業務を進められない」レベルに留まっている。
⇒ スキルギャップが明確であり、単なる「伸びしろ」ではなく
「業務遂行に支障をきたす」深刻な問題。
□基本的な文書作成ができない
(誤字脱字が多い、相手に伝わる文章になっていない)
– 社内外問わず信用を損ない、仕事の品質リスクを招く。
□簡単な業務指示の理解・対応ができない
(1~2行の指示内容すら正確に読み取れない)
– 実務が成立しないため、即時の指導・改善が必要。
③プロセス面
□基本ルールや手順を守らない
(社内規定、作業手順書などを無視して独自に動く)
– 品質事故やコンプライアンスリスクを生むため即時是正対象。
□業務報告・共有を怠る
(進捗や問題点の共有がなく、チームが状況把握できない)
⇒ ミス・トラブルを助長するため、徹底改善が必要。
■コーチングとは?
▢コーチングの定義
個人のビジョンにフォーカスし、
メンバー・チームが最大の能力を発揮できるよう
サポートすること。
①個人のビジョンを引き出すこと
②仕事・プライベート・家族の3軸それぞれで
特定の具体的なゴール設定と達成に焦点を当てること
③メンバーの個性・長所を引き出し、
障害や限界を克服して最高の状態に到達すること
④チームの一員として
より効果的に機能できるように導くこと
⑤思考と行動のための新たな能力開発を促進する
まずは、
部下にVisionから考えてもらうことが重要です。
(主に仕事方面を確認)
いきなりコーチングから入るのはかなり難易度が高いため、
まずはフィードバックを中心に実施することをおすすめします。
そこからお互いの信頼関係が生まれてきた段階で、
「なりたい姿(Vision)」をしっかりとヒアリングしていきましょう。
ですが、フィードバックやコーチングをする時間が
中々取れないケースが多いかと思いますので、
会社として計画していくことも手段の一つです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
評価者会議の中で決められたものや、
コーチングの定義を持って
実際にフィードバックをしていきましょう。
次回のコラムでは、
フィードバックを実施する上での事前準備について
お伝えしていきます。
最後までご覧いただきありがとうございました!