2025.01.21

18 等級(グレード)【等級要件書 成果・プロセス・スキル】 

18 等級(グレード)【等級要件書 成果・プロセス・スキル】 

Focus and Createは 「次世代につなぐいい会社を創りつづける」 
のVision実現のために、中小企業の経営者・役職者に向けた実践的なコラムをUPしていきます。 
 
今回は、「等級」(グレード)【等級要件書<成果・プロセス・スキル>】についてご紹介します。 

目次 

1.成果・プロセス・スキルを定義する 

2. 成果・プロセス・スキルの作り方 

3.等級要件書の作り方 

まとめ 

1.成果・プロセス・スキルを定義する 

①等級要件書でマインドスタンスと同様に重要である 
②職種として何が必要かを下記の資料を参考に定義する 

①成果(どのような実績が必要なのか?) 
②プロセス(どのような行動をするのか?) 
③スキル(どのような知識が必要なのか?) 

以下が成果・プロセス・スキルの参考例になります。 

2. 成果・プロセス・スキルの作り方 

<大枠の流れ> 

① 現状の役割や求める要件などの考え方は、考慮せずゼロベースで考える 
等級要件書【全体感】を確認し、イメージ感を掴む 
https://focre.co.jp/column/1203/(No.16のコラムはコチラから)
等級要件書【マインドスタンス】を読み、求めるレベル感を確認する  
https://focre.co.jp/column/1253/(No.17のコラムはコチラから)
④ 職種として必要な項目をリストアップしていく 
⑤ 項目を羅列したら漏れ・ダブりなどがないかを確認する 
⑥ 項目が定まったら3段階のレベル感を「現状」と「ありたい姿」を 踏まえてバランス感を持って作成する  

<成果>  

・職種として必要な数値的成果が最も分かりやすい例です。 

①売上 
②粗利 
③新規獲得数 

数値化が難しい職種の場合、業務完了の定義を記載することが必要です。 
コンサルティングを例に挙げると、数字がない場合は、 顧客のニーズを正しく捉え、そのニーズに対する
「提案及びクライアントを動かすことができた」のようなニュアンスになります。
過去形にして成果と判断ができるかが重要です。 

<プロセス> 

・成果を上げるための業務の流れを定義すると作成しやすい 

<スキル>  

・業務を実施するための「知識」を洗い出すと良い 

3.等級要件書の作り方 

Q. 要件の作り方においてポイントはありますか? 
A. 新入社員が入社した際に、「一定程度仕事をすれば誰でも分かる」という内容であることが望ましいです。 

「基本的」や「応用的」などの表記は曖昧なので、
職種ごとに共有されている具体的な内容を記載してください。
必要に応じて「単独でできるのか?」「指導があればできるのか?」「指示が必要か?」
などのレベル感も記載してください。 

Q. 初めて作成する際にどのように作れば良いのでしょうか? 
A. まずは現状の社員で非管理職の社員を3段階に分けてみてください。 

その後、職種としてこれから求めていきたい
「ありたい姿」と 現状の社員のレベル感を見て作成してください。
現状に寄せすぎても、ありたい姿に寄せすぎても良くありません。
「バランス感」で作成をしましょう。 

Q. 昇格するためにはすべての要件を満たす必要があるのでしょうか? 
A. 全ての要件を満たしてほしいですが、実際には「ほぼ」満たすことが要件です。 

「ほぼ」というのは80%〜90%のイメージです。
その理由としては、部門内の役割分担の関係から、
その仕事のスキルが上がりづらいこともあるためです。 

 Q.指示の下や指導の下などの言葉の定義をする必要ありますか? 

 A.明確にする必要があります。 

等級要件書には、「指示の下」のみ記載する方が混乱を防げます。 
下記がそれぞれの用語への定義の例になります。 

①指導の下 
80〜90%の説明で対応可能 
②指示の下 
50%の説明対で応可能 
③フォローの下 
説明をせずに80〜90%は対応可能(最終チェックは必要) 

まとめ 

いかがでしたでしょうか? 

今回は「等級」(グレード)【等級要件書<成果・プロセス・スキル>】ついてご紹介させていただきました! 
等級要件書については以上となります! 

ここまでご覧いただきありがとうございました! 

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