2024.12.21

17 等級(グレード)【等級要件書 マインドスタンス】 

17 等級(グレード)【等級要件書 マインドスタンス】 

Focus and Createは 「次世代につなぐいい会社を創りつづける」 
のVision実現のために、中小企業の経営者・役職者に向けた実践的なコラムをUPしていきます。 
 
今回は、「等級」(グレード)【等級要件書<マインドスタンス>】についてご紹介します。 

1.等級要件書を作成  

等級要件書はマインドスタンスを考えることが重要 

・当社の人材としてどのような社員であってほしいのか? 
・Vision・経営方針・人事ポリシーから逆算をしていく 

例としては、下記のようなイメージです。 

マインドスタンスを設計するための3つポイント 

・ワンポイント結論この人と仕事したいのか? 
どういう人と仕事をしたいのか?を定めることがポイントです。 

・ワンポイントクレド・行動指針を設定 
行動指針やクレドがある会社は、ぜひ設定をしていただきたいと思います。 
設定する意図としては、Visionを実現するための具体的なマインドスタンスそのものであるためです。 
行動指針やクレドが浸透せず、額縁に飾られているだけで浸透していない状態になっていませんか。ぜひ一度、振り返って見ていただけたらと思います。 

・ワンポイント人事評価制度を導入した時点では、誤差のズレが生じる 
年功序列の場合は、3等級の人でマインドスタンス1等級の人もいます。 
逆も然りで、1等級の人でもマインドスタンスが3等級の人もいます。 
両者ともに、適切かつ厳格な処遇をして評価していくことがポイントになります。 

また、経営者が上記と同等レベルで重要視していることが2つありますが、言語化できていないケースが多いです。 
その2つは「インテグリティ」と「リーダーシップ」です。 ぜひこの2つは多くの経営者に納得いただける内容だと思いますのでご一読ください。 

2. インテグリティ 

インテグリティとは? 

・自分に何が「期待されているか」を常に自主的に考え、他者から指示されずともそれを実現すること 

3つのポイント 

・やると言ったことはやる、やらないと言ったことはやらない 
・「期待される」行動を自分で考える 
・常に自分の言動が及ぼす影響を考えて行動をする 

なぜインテグリティが必要なのか? 

まずは下記の図をイメージしていただきたいと思います。 

・コンプライアンスはやってはいけないことを規定していくことが多い 
・インテグリティは、やや「自律」と言った言葉に近いイメージ 

全て重要だが、昨今では「常に自分自身の言動の影響を考えて行動をする」が重要である 

・その行動は、今の立場や役割として適切か? 

インテグリティを具体的にイメージできるレベルに落とした場合 

【会社】 
・会議後に机の下に椅子をしまわない 
・シュレッダー周りのゴミを拾わない 
・ハラスメントを見て見ぬ振りをする 

【お金】 
・残業・定期券代の不正申告 
・自分は経費を自由に使うが、メンバーの経費支出にダメ出しをする 
・会社のイベントで、自分だけ何も言わずにポイントを貯める 

【生活】 
・タバコをポイ捨てする 
・ゴミを分別しない 
・エレベーターを乗ろうとする人がいるのに、ドアを開けて待たない 

【交通機関】 
・身体障害者用の駐車スペースに健常者が車を止める 
・若者がシルバーシートに堂々と座る 
・通勤電車内でバッグを背にする 

3. リーダーシップ 

リーダーシップとは前に出て引っ張ること=リーダーシップではない 

・挑戦、行動、引っ張るだけがリーダーシップではない 

リーダーシップとは? 

・“犠牲者/被害者/傍観者”ではなく“責任者”としてVision実現に向けて行動すること 

犠牲者/被害者/傍観者と責任者とは? 

下記の図を参考にしてみてください。 

・イメージとしては、自責と他責のようなイメージ 

リーダーシップのスタイルは色々とある、また、リーダーシップの型もひとそれぞれである 

下記の図を参考にしてみてください。 

サーヴァントリーダーシップは使うケースが多い 

・部下との信頼関係を大切にし、同じ目標に向かって協力し合っていく 

まとめ 

いかがでしたか? 
今回は、等級(グレード)「等級要件書<マインドスタンス>」についてご紹介させていただきました! 
次回のコラムでは、<成果・プロセス・スキル>の定義の仕方について決めていきましょう! 

ここまでご覧いただきありがとうございました! 

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