2024.11.16

16 等級(グレード)【等級全体設計】 

16 等級(グレード)【等級全体設計】 

Focus and Createは 「次世代につなぐいい会社を創りつづける」 
のVision実現のために、中小企業の経営者・役職者に向けた実践的なコラムをUPしていきます。 
 
今回は、「等級」(グレード)【全体設計】についてご紹介します。 

1.等級(グレード)が人事評価制度運用の一番の肝である 

【等級とは】 

・マインドスタンス・スキル・プロセス・成果 の成長段階を区分したもの 
例えば、入社2年目の社員でも等級要件書の項目を満たしていれば1つ上の等級に昇級するケースもあります。 
4つの区分の中でも仕事に取り組むとき、特にマインドスタンスは重要な要素になります。 

・等級は「成長指標」として社員が活用していくイメージ  
入社時に説明を行い、新入社員に理解してもらうことが重要です。 
ここで自分の目標を設計し、仕事に対するモチベーションや成長意欲に繋がることで、社員は給料アップや昇格・昇進、会社としては良い人材を確保することができ、良好な関係を築くことができるでしょう。 

【最終的には等級要件書として整理することが重要である】 

等級要件書を整理することが重要な理由としては 

・社員が何を求められているのか?を理解するため 
・これからどのようなことを求められていくのか?を文字で理解するため 
です。 

暗黙のルールなどではなくきちんと明文化すること、これからの世の中として年功序列からの脱却を考えると不可欠のものになります。 

2.等級のイメージ感を作る 

【まずは全体感を作る】 

・多くの業種で管理職・専門職でない社員は3つくらいの区分で設計する 
例)スタッフコース1等級・2等級・3等級など 

1等級上がることを昇格、コースを変えることを昇進とします。 
例)スタッフコース1等級→2等級:昇格 
  スタッフコース3等級→マネジメントコース1等級:昇進 

【各等級のイメージ感を作る】

・1等級:戦力化×自立 2等級:一人前 3等級:リーダー的存在 
概要については、シンプルに分かりやすい表現としっかりと求めていることを書くことがポイントになります。 
下記が参考例です。 

・まず初めに作るのは、2等級:1人前を作ってみることが重要である 
イメージとしては、2等級が利益が出るように基準を設定し、それを元に1等級・3等級と作成を進めていきます。 

【事例としては、下記のようなイメージである】 

・スタッフコース:1・2・3 

      ↓ 

・スペシャリストコース:456 

・マネジメントコース:456 

・プロフェッショナルコース:4・5・6 

まとめ 

いかがでしたでしょうか? 
今回は、「等級」についてご紹介させていただきました! 

等級はきちんと具体的な数字や指標を示していき、会社のルールも「明文化」することで、社員の仕事のパフォーマンスや満足度向上に結びつけていきたいですね。 

ここまでご覧いただきありがとうございました! 

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