2023.10.24

03 組織化テクノロジー【0.0→1.0→2.0→3.0】

03 組織化テクノロジー【0.0→1.0→2.0→3.0】

Focus and Createは「次世代につなぐいい会社を創りつづける」のVision実現のために、
中小企業の経営者・役職者に向けた実践的なコラムをUPしていきます。

企業が成長していく上での、1つのきっかけになるような記事を創っていきます。

今回は、Focus and Createの組織化テクノロジーの概念・考え方についてご紹介します。
ぜひ今自社がどの段階なのか?をチェックするためにご活用ください。

1. 組織化テクノロジーの背景

組織化テクノロジーとは、組織を成長させていく上でのFocus and Create独自の考え方です。
組織化テクノロジーとして言語化した目的は、

いい会社がさらに良くなるために安定成長をしていくため

です。
企業は100社100様ですが、実際に発生する課題は類似したものが非常に多いです。それはこれまで10年以上企業の現場でアドバイザリー&コンサルティングの結果として事前に理解しておくことで防げることが多い、またマネジメントのアクションプラン領域であればカスタムメイドで成果が上がることを発見しました。これから完成することはないですが、常に研究をし、企業が成長していく上での課題に対する解決策を模索していきます。

2. 組織化テクノロジーの目的

これから起こる可能性があることをルール化することで
企業が成長していくSTEPを4つに分け、そのSTEPごとにどのような状態なのか?何をアクションすべきなのか?これから起こる可能性があることは何か?などを経営者・役員及び役職者が事前に把握できるようにしたものです。
非常に細かいため、各STEPの解説を今後投稿していきます。まずは概要だけ下記に記載します。

3. 組織化0.0の概要

組織化0.0とは「孤立型組織」のことを指します。

経営方針自体は、完全にトップダウンで時には、社員を支配してしまっているケースもあります。ちなみに、フラット型組織のことを指しているわけでもありません。

基本的には、正式な「組織」は存在しておらず、仮に組織図があったとしても「組織」としては機能していません。よくあるケースとしては名ばかりの管理職として「部長」「課長」などの役職名はつけているものの行っている業務は一般社員と変わらないということです。

この状態の時は「成長の踊り場」になっているケースがあります。また、トップが単独で、マネジメント(支配)できる範囲は決まっているため、社員数10名~15名程度で機能させることができず、離職率20%以上となり、採用⇒離職⇒採用⇒離職・・・と追われてしまいます。
そして、その状態を1年・・・3年・・・5年と継続します。

4. 組織化1.0の概要

組織化1.0とは「計画遂行型組織」のことを指します。

典型的なピラミッド型組織です。経営方針自体はトップダウンであり、組織として現場の実務レベルにおいては、管理職及び社員で問題なく回っている状態が多いです。

役職も存在しており、部長・課長が現場実務を回すためのマネジメントを行っています。また、単年度計画などは存在しており、トップダウンでおりてきた数値計画を達成するために社員は可能な範囲で動きます。ただし、安定が重要なため無理な業務は行いません。

現場実務は回るため、社員数20名~25名までは成長できますが、経営やビジネスが分かる人材が不在のため、微増の成長(3%~5%)が見込めます。

5. 組織化2.0の概要

組織化2.0とは「成果追求型組織」のことを指します。

1点、ここで言う成果とは「売上などの数値ではなく顧客/Client First、社員/エンゲージメントの向上」のことを指します。もう少し概念的な話で言うと、自社の価値提供基準を経営指標化しており、その経営指標に向かって行動を起こしているか?になります。
言い換えると「パフォーマンス」日本語に訳すると一緒ではありますが、成果+能力+役割+貢献度+自己成長度+市場価値を重要視しているSTEPになります。

もちろん役員は売上などの数値に対する責任・コミットは必要です。

ピラミッド型組織を維持しつつも縦割りだけでなく、プロジェクトチームが活発的に発足され、非常に柔軟性に富んだ組織です。

このSTEPでは、基本的に完全実力主義です。年齢や経験年数などは一切考慮されず「成果×行動」を起こす人材を役職者に登用していきます。また、組織化が進むことにより、成果が上げられない人材の離職も一部発生することもあります。組織の血の入れ替え・自浄作用でもあるため、決して引き留めないようにすることが重要です。

また、非常にボトムアップが重要視されています。「企業の器」ができ上がっているため、経験年数関係なく新入社員の意見・提案も積極的に取り入れています。その結果として、経営側×現場型が連携できており、毎日「改善」が行っており、10%以上の高い成長率を維持し成長することが可能です。

6. 組織化3.0の概要

組織化3.0とは「Vision実現型組織」のことを指します。

このSTEPの際には、ピラミッド型組織は維持しつつも、一般社員に裁量権を持たせています。社員は組織の在り方×軸を理解した上で、自律をしているため、その社員の判断を組織の判断とします。

ボトムアップ型の意思決定プロセスも存在しています。また、Vision・Valueが各個人レベルにも落とし込まれており、組織の心理的安全性も非常に高い状態になっています。そのため、組織のあらゆる社員が率直に意見を言うことができるため、あらゆる業務においても成功確率UP、失敗確率DOWNします。

このSTEPの場合は、トップが「情報の仕入れ」などに費やせる時間がとても多いため、中長期的な事業展開まで見据えることができます。そして、高い成長率を維持するため加速度的に規模の拡大が進みます。
基本的な考え方が「共創・共生」で全てのステークホルダーと幸福を掴んでいくということも重要視しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は組織化テクノロジーをご紹介させていただきました。
次回からは4回シリーズで組織化テクノロジーの詳細をお伝えしていきます!

© 2023 Focus and Create Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED.

pagetop