01 社員数30名規模になるまでにやるべき“3つ”のこと
Focus and Createは「次世代につなぐいい会社を創りつづける」のVision実現のために、
中小企業の経営者・役職者に向けた実践的なコラムをUPしていきます。
企業が成長していく上での、1つのきっかけになるような記事を創っていきます。
初コラムは、これまで100社以上の中小企業の組織人事に関わらせていただき、30名規模以上にブレイクスルーし、成長する企業と30名規模未満で成長が止まる企業の共通項が見えてきました。
まずは概念的ですが、本日は、その共通項を3つに分けてお伝えしていきます。具体的なアクションについては、今後の投稿で少しずつお伝えしていきます。
1.【価値観・マインド×スタンス】あたりまえのことをあたりまえに実践している
???と思われた方もいらっしゃるかもしれません。当然「あたりまえ」の定義は多少の認識の相違があることが多いでしょう。ただ、会社に一歩踏み入れるだけで、この会社は成長するなと分かります。
それは何か?
「人としてあたりまえのことをあたりまえに実践している」ことです。
言葉としては「マナー・インテグリティ」ということに置き換えられるかもしれません。具体的には、組織に所属している経営者・役職者・社員が
- 「素直」であること
- 「思いやり・気遣い・配慮」を持っている
- 「公共心・生活習慣」
- 「倫理観・相互尊敬・善心」
- 「ありがとう・ごめんなさい」が言える
- 「自分のことは自分でやる」
などです。私も組織に所属をしていた経験があるので、分かりますが、このあたりまえのことをあたりまえに実践することは非常に難易度が高いです。ただ、そういった組織風土を築けている企業は成長します。理由は、シンプルにこの会社(人)と働きたい、何かを実現していきたいと思われる確率が高いからです。今の時代、利己的な会社・人には近寄りたくないですからね。
自社を振り返り社員、顧客、社会に対して人としてあたりまえのことができているか?が第一の要素として挙げられます。
2.【Vision】トップの想い(創業者の想い)を伝え続けている
日々どれだけ社員に対してトップの想いを伝えていますか?多くの経営者が「忙しい」のは間違いないです。私も起業をしてボードメンバーとしての役割を担っていますがトップを見ていて、本当にやることが多いと思います。
そのような中でも成長している企業は、そんな忙しい中でもリーダーシップを発揮し、トップの熱い想いを常に伝え続けています。社員の立場としてもも「なぜやるのか?」はとても重要なことです。そして忙しくなるとそれを忘れます。そうならないためなぜ会社が存在するのか?何のためにこの仕事が存在しているのか?などを伝え続ける必要があります。
成長している企業は、それを恥ずかしげもなく伝え続けています。
Visionからくる「なぜやるのか?」は毎日でも伝え続ける必要があります。そして伝えるだけではなく「体現しているのか」という部分も社員は見ているので、一つ一つの言動にも気を配らないといけません。
3.【言語化】なぜやるのか?を”明文化”している
「2.」と同様なことのように思いますが、3つ目は「なぜやるのか」を明文化して伝え続けているのか?ということが重要です。人は思っている以上に言葉だけではすぐに忘れます。そのため、文字にしてビジュアル化して常に見えるようにする必要があります。
特に「言語化」すべきことは
- Vision(トップの想い)
- Value(価値)
- どのような価値を提供する会社にするのか?(顧客・社員・社会)
- なぜ拡大するのか?規模を拡大することで目指していること
です。
この3つが言葉として明文化されていない、もしくはただの額縁に入れているだけのもので魂が込められていない場合は、今後の成長を望めない可能性があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は概念的なもので分かりづらかったかもしれません。ただこの3つが組織として存在しない場合には、成長が止まります。
ぜひ一度自社を振り返っていただく機会を作っていただければと思います。
これから具体的に何を実行すべきなのか?についても深掘りをしていきます。